【開催報告】第82回「管理組合運営の基礎講座 ①役員のなり手不足を解消する!」

開催日時:2015年3月28日(土)13:30~15:30
会  場:集合住宅維持管理機構 セミナールーム
後  援:大阪市、神戸市、公益財団法人マンション管理センター、一般社団法人日本マンション学会

DSCN0269 2015年度のマンション管理実践講座が 3月 28日の管理組合運営の基礎講座「役員のなり手不足を解消する」からスタートしました。この日の講座は関住協が担当。淺雛克巳世話人会代表が問題提起として、なり手不足の主な要因をあげつつ、「本来管理組合とは区分所有者(賃貸居住者も含め)全員で建物などの財産を維持管理し、良好なコミュニティーを作り、運営する自治組織」だと、改めて強調しました。また、髙橋勇同副代表、奥田籾夫世話人が規約を改正し、なり手不足を解消している事例を報告しました。31人の参加者からは「輪番制で選んでいるが理事会や総会に出ない人がいる」「順番制にしたいが臨時総会でどうしたらいいのか」など質問や悩みの訴えが相次ぎました。

【開催報告】第8回マンション管理交流セミナー in 奈良

開催日時:2015年3月21日(土) 9:30~12:00
会  場:奈良市北部会館市民文化ホール 会議室3
テ ー マ:修繕積立金を無駄にしない マンション大規模改修工事のポイント
後  援:奈良県

 うららかな春の陽気に包まれた3月21日の春分の日に初めて奈良市で行われた第8回マンション交流セミナーは奈良市北部会館市民文化ホールで開催しました。
 第一部では特定非営利活動法人集合住宅維持管理機構主任専門委員で一級建築士の乾井哲が「修繕積立金を無駄にしない。マンション大規模改修工事のポイント」というテーマでマンション大規模改修工事の実施に際して、徴収した修繕積立金を無駄にしないためのポイントを詳しく解説しました。長期修繕計画の考え方と修繕積立金の設定方法や工事内容と予算を検討する時の注意事項を説明しました。それから大規模改修工事を円滑に進めるための専門委員会の必要性、居住者への広報の重要性や、調査診断から、設計、施工者選定、工事着工前準備、工事中におけるポイントを手順に沿ってわかりやすく説明しました。
 第二部の相談会&情報交換会では、参加されているマンション管理組合の皆様から間もなく実施する大規模改修工事について、今までの経緯や現状をふまえ、様々な懸念事項を述べられ、専門家のアドバイスや意見交換・情報交換が行われました。

【開催報告】第106回大規模改修工事実践講座(工事見学会)

開催日時:2015年1月31日(土)13:30~
会  場:国土コーポ諏訪森
所 在 地:堺市西区
建物概要:竣工1974年 72戸 5階建 4棟

 国土コーポ諏訪森の大規模改修工事で設計監理を担当した主任専門委員の北村順一(建築工事担当)と専門委員の浅田明弘(設備工事担当)が、今回の大規模改修工事のすすめ方や実施した工事内容について説明しました。
 はじめに、今年で築43年になる国土コーポ諏訪森のこれまでの修繕履歴が紹介されました。当管理組合では分譲時に管理人室が分譲主の所有になっていたことや、分譲主から必要な書類(竣工図、建築確認通知書、構造計算書など)が引き渡されていなかったこともあって、入居後すぐに順調な維持管理がスタートしたわけではありませんでした。建物の漏水や設備の維持管理の問題にも長年悩まされましたが、管理組合の努力の末、竣工後20年ほどを経てようやく建物の維持管理を軌道に乗せ、建物に適切な修繕を施すことができるようになりました。
 今回は、躯体修繕や外壁塗替、屋上やバルコニーの防水などの一般的な大規模改修工事の項目に加え、バルコニーの手すりや隣戸との隔壁を取替える工事を実施しています。熱による収縮と膨張を繰り返すバルコニーの鉄製手摺りの支柱埋め込み部分には亀裂が生じやすく、そこから雨水が入り込むと躯体に悪影響を与えてしまいます。安全対策を十分に講じた上で、全戸アルミ製のものに取替えました。また、腐食による漏水を起こしていた洗面浴室系統の雑排水管について、各戸の洗面所の洗面台や壁床を撤去しながら配管の取替えをおこないました。工事にあたっては同一縦系統のすべての住戸で同時に4日間在宅することが前提でしたが、早めの広報と調整の甲斐あって大きなトラブルもなく実現しました。もしも設備の単独工事なら、調整だけで2ヶ月以上はかかるところ、大規模改修工事とあわせて実施したことでスムーズに進めることができました。工事の範囲は専有部分に及びますが、居住者全員が漏水の不安なく暮らすために必要な配管取替え工事と、それに伴う専有部分の工事であるとの管理組合の判断から、洗面所のリフォームの有無に関わらず撤去、復旧にかかる費用はすべて修繕積立金から取り崩すことが合意されていました。また、そうすることで在宅についての協力が得られやすかったとも言えます。

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